オーケス

Orcus '&'

ローマ神話の死・冥府の神。

オルクスとも言う。ギリシャ神話の「ポルキュス」のラテン語読みが元らしい。
豚のような顔と蝙蝠のような羽を持った姿で描かれていることが多いみたいだが、後にはハーデスなどと同一視されたりして影の薄い神様ではある。

NetHackでは &dagger;

NetHackにおいては「羊の頭と毒針をもったアンデッドの皇子」だそうで、オーケスレベル・廃墟の町を守護している。

こいつと戦うときには、毒針についてはまず警戒することもないが、単に鬱陶しいだけのアスモデウスなどとはだいぶ違い、単純な打撃力自体がけっこう高く、その上召喚や呪いなど様々な魔法も使いこなし、さらには死神らしく死の杖を使って攻撃してくるという、大悪魔の中でもなかなかの強敵だ。

最低でも魔法防御か反射のいずれかが無いと一発で殺されるので準備は怠らないように。
死の宣告も使ってくるのでどちらかというと魔法防御が必須に近いだろう。
放っておくと仲間を呼んだり召喚魔法を使われたりで収拾がつかなくなることもあるので要注意。

しかしながら「強い」ことと、それから非常に有用な死の杖を必ず持っていることが裏目に出て、コカトリスの死体の一撃で石化されたり麻痺の薬などで動けないところを瞬殺されたり、果ては最下層でパシリに使われた挙句殺されたりと悲惨な死に方が多い大悪魔の一人(一体？)とも言える。

なお、死の杖を確実に回収したい場合には、この大悪魔にミュルニールや雷の杖で打撃を加えるべきではないと言っておこう。
グレイスワンダーやフロストブランド、あるいは銀の武器や冷気属性の杖や魔法などが有効だ。